海藻のパワー

長寿と海藻

フコイダン

長寿の人が多い県として沖縄県は有名です。

東北大学の故近藤正二名誉教授は、長寿について研究し、日本の各地域における寿命とその背景について検討しました。

その研究をまとめた「日本の長寿村、短命村」という本によると、内陸部より海岸地域のほうが長寿の人が多いと報告されているそうです。

海藻を常食とする地域は日本のどこでも脳卒中にかかる率が低く、長寿の傾向が強いとのことです。

前出した沖縄県もコンブなどの海藻類をふんだんに食材として使っており、東京の人の4~5倍のコンブを消費しているそうです。

昔からの海藻の保存方法には、乾燥のほかに塩漬けのやり方があります。また海藻はそもそも海の生物であり、海水の塩分が海藻の中に残っています。

ですので、海藻を食べると塩分も同時に摂取しやすくなります。塩分を取り過ぎると高血圧になりやすくなりますが、海藻には豊富な食物繊維が含まれています。

ワカメやコンブに含まれる食物繊維のアルギン酸には、塩分のナトリウムと結びついて体外へ排出する性質があります。

そこで、塩分を多めに摂取する地域であったとしても、海藻を食べる習慣があれば、健康を維持しやすいということになります。

沖縄ではコンブを使った料理が多いのですが、日本のコンブの90%以上は北海道で採取されています。

北の北海道と南の沖縄がコンブで結ばれるのは、歴史的に沖縄が中国への輸出の中継地点であったからだそうです。

沖縄に運ばれたコンブがその地で利用されるようになり、沖縄料理によく使われるようになったとのことです。

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