糖尿病と食事

糖尿病と食事の相関性

糖尿病と誤解

昔、糖尿病というと「贅沢病」と言われていました。

食べ過ぎなどでなると思われていたのです。

Ⅰ型糖尿病の方にもそういうきつい視線がくる時代がございました。

差別の対象になることもございます。

今は厚生労働省等の働きで、分かりやすい糖尿病ポータルサイトができています。

検査で血糖値が高かったという方の中には
「そんなに食べていないのに」「贅沢していないのに」「ダイエットしてたのに」という方も多いでしょう。

食事内容は関係なしに、膵臓の機能が落ちれば、糖尿病は起きます。

膵炎や高血圧派なども糖尿病を悪化させます。

また、ダイエット食なども糖質や脂質は少ないのですが、体が飢餓状態になるので、糖質や死亡をかえって吸収してしまう事となります。

偏った食事、不規則な生活習慣は、糖尿病だけではなく、他の病気の原因となります。

また良く和食がいいという方がおいでです。

確かにカロリーは低く、タンパク質も少ないのです。

ただ、お精進などを頂きますと、油と、塩、砂糖は相当使っています。

肉や揚げ物を食べないと糖尿病にならないというのは一種の幻想なのです。

皆様、自分は糖尿病にならないとお思いではありませんでしたか。

私は今まで、健康診断に血糖値で健診にかかった事はございません。

中性脂肪が少なすぎ、指導が来たこともございます。

でも今からある程度の食事コントロールをしています。

何故かと言いますと糖尿病は食事以外の要因でもなるからです。人の身体に絶対はないのです。

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その習慣間違ってます

糖尿病と言いますと、慢性疾患というイメージがございます。

しかし、最近比較的、お若い方に急性の糖尿病が増えています。

ソフトドリンクケトアドーシス。俗称、ペットボトル症候群です。

今は、様々なスポーツドリンクが出ています。

お子さんの日常の水分補給に使うお母様が多いのですが、それは非常に危険なことなのです。

スポーツドリンク自体が悪いのではなく、飲み方の問題です。

スポーツドリンクは、本来、激しい運動、発熱、泣きじゃくり、入浴など身体の中のブドウ糖や、水分、塩分、アミノ酸などが消耗したときに飲むことを前提に作られています。

後は熱中症などの状態に対応します。そのため普段からがぶ飲みするものではないのです。

また、缶紅茶、缶コーヒー、ペッとボトルのお茶も相当糖質があります。

それと甘いものの組み合わせは、血糖値が異常に上がってしまう要因になります。

少しずつ、必要な分だけ飲むことが大事です。

あとのど飴がもう、毎日の日課という方がいますが、健康にいいつもりでも、糖尿病の疑いがある方は止めた方がいいです。

ではどういうもので水分をとったらいいのでしょう。

お勧めはカフェインが少ないほうじ茶、ハーブティーなどです。特にほうじ茶は赤ちゃんでも飲めます。

ハーブティーの中には甘い香りのものが多いので、朝2リットルぐらい作って、冷やしておきますと、家族全員が水分補給に使えます。

お茶は低温で入れると甘くなるので、お勧めです。

遺伝と習慣

幾種類かある糖尿病のうち、Ⅰ型糖尿病は、遺伝的にインスリンの機能が低下するということが知られています。

しかし、食事などの生活習慣で発病と思われた、Ⅱ型糖尿病も、実は高い確率で遺伝することがわかり始めています。

ただし、親が糖尿病なら、子どもも糖尿病という事は絶対ではないのです。

家族歴があっても、発症しない人もいます。

この前、テレビを見ていましたら、海外の方で、一族皆様、日本で言うメタボの家庭の食事風景がうつっていました。

炭水化物と脂質のオンパレードです。食事の内容は、親から子、特に母親から娘に継がれます。

糖尿病になりやすい食事も、受け継がれます。

ですので、糖尿病予備軍になった方は、ご自分の家系に、糖尿病や、高血圧、膵炎、心疾患などの生活によって発症する病気の方がいないか考えてみましょう。

おそらく、良く似た習慣の方がおいででしょう。後は国の教育も関係します。

我が国では家庭科の授業で、食品の栄養等について学びます。

生活習慣病大国アメリカでは、こういう教育が遅れていたのです。

食事が原因で糖尿病になった方は、医師や栄養士の指示を受けながら、食事のバランスを学んでいく必要がございます。

単なる食事内容の変化という事だけでなく、食事に関するかんがえ方なども変えていくことが大事なのです。

最初は大変ですが、コツコツ学習していくしかないのです。

インスリンの機能はすぐ回復するという事はないので、気長に治療していきましょう。

何で悪化する?

血糖値を上昇させ、糖尿病を悪化させる要因は、食事による糖質や脂質などの摂取や、先天的な膵臓機能の低下だけではございません。

妊娠時のインスリン分泌異常のほか、アルコールの過剰摂取や遺伝による膵炎も糖尿病の悪化、発症の原因になります。

特に膵炎の患者は糖尿病に移行しやすく、膵臓の機能は不可逆性、回復しないことが多いので、血糖値が高い方が発症しますと大きな食事制限がかかることになります。

また、近年の研究で、心因性の病気が糖尿病の引き金になるということが知られてきました。

うつ病です。うつ病は心の病というよりは、脳の病気、気分を落ち着かせるセロトニン、やる気に関わるノルアドレナリンが上手く分泌されない病気です。

うつと言っても、種類が幾つかございます。

気分がいいそう状態、異常に悪いうつ状態が入れ替わる双極性障害、
冬や夏になると無気力や不安が出る季節性感情障害、一見好きなことなどして元気に見えるけど、仕事などにやる気が出ず、手足が重い不定形うつなど様々です。

多くの場合、病前性格は、真面目で社交的、愛他主義、人に何かに誘われると断れない方が多いです。

インスリンは脳から指令が出ますので脳の働きが悪い方は、糖尿病も発症しやすいのです。

今「断れない」という事を申しましたが、この名がされやすいことを外発反応性と言います。

人と一緒に食べてしまうので、糖尿病は悪化します。

考え方をカウンセリングで変えると値が落ち着くこともあると言われています。

メタボと糖尿

糖尿病というと、どうしても、肥満の人がなる病気という印象がございます。

事実、肥満は内臓機能を低下させ、インスリンの分泌や糖代謝に悪影響を及ぼします。

厚生労働省はメタボリックシンドロームの減少に力を入れています。

身長の2乗で体重を割ったものが、22以上ですとやや肥満、25行きますとひまん、他に腹囲、高脂血症、高血圧、生理不順等婦人科の問題等様々な症状が1つ以上あった場合はメタボリックシンドローム、糖尿病に非常になりやすい、もしくは、悪化しやすいということが言われています。

ただし、体重が軽い、見た目が細いという事は、糖尿病にならないという事ではないのです。

内臓についた脂肪が膵臓そのほか糖代謝に関わります。腹部CTをとったら、内臓が白く志望だらけということもなきにしもあらずです。

こまめに健康診断を受け、早期発見に努めましょう。

普段から可能な糖尿病や高血糖にならない少しの工夫がございます。

まずは、食事の際、野菜や海藻など食物繊維を含むものから食べ始めること。そうしますと胃の中で膨らみ、あとの食事量が少なくなります。

また、食事は、ゆっくりよくかんで、食べることです。空腹や満腹は脳が司っています。

急に糖質や脂質をがばっと食べますと、満腹勘が出ないのです。また、早食いは血糖値を、急にあげますので、血管に大きな負担がかかります。

血糖値が上がらない食べ方を心がけ、糖尿病になっていなくとも、体をいたわりながら予防と治療をしましょう。

糖質制限

糖尿病もしくは、肥満の方に最近、特殊な食事が勧められるようになりました。

糖質制限食です。

私たちの身体は炭水化物などを代謝して、グルコース、ブドウ糖に変換、グリコーゲンなどをエネルギー源にします。

そこに着目し、糖質制限の理論は、血中のブドウ糖の上下が無ければ、インスリンも空腹も関与しない。というものです。

決まった量や種類なら、好きなだけ肉などを食べていいというもので、きつい食事制限がいやな方に人気がございます。

専用の通販サイトがございます。

ただし、この糖質制限の食事を、糖尿病で医学知識のない方が、我流で行うのは危険です。

もし、腎機能も低下した状態ですと、タンパク質、塩分が過多になり、腎機能の低下につながる可能性がございます。

また場合によっては糖尿病を悪化させる高血圧も、悪化することがございます。

実際に、日本糖尿病医学会は、この糖質制限の食事に「医学的に証明がない」として警鐘を鳴らしています。

この方法は、まだ新しい食事方法なので、意見が分かれています。

全く無意味という事ではなく、効果はある程度はあるようです。

ただ、行なう際には今挙げたリスクがございます。

重症の方は、控え、他の方は医師に相談してから、食事制限を始めましょう。

独断で行いますと合併症などを起こす可能性もございます。

何事も過ぎたれば及ばざるがごとし、自分の肉体や精神にあった食事法や、治療をしていくことが悪化の防止になるのです。

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