フコイダンの基礎知識

そもそもフコイダンとは。基本情報、成分、特徴、フコイダンを含む食品などまとめました!

そもそもフコイダンとはなんなのか

モスクやメカブ(ワカメの根に近いところにできるヒダ状の葉)、コンブ、ヒジキなどの海藻がからだにいいことは、だれでも聞いたことがあるでしょう。

これらの海藻は、周囲を海で囲まれた日本ではおなじみの食材でした。

かつては必ずといってよいほど毎日の食卓にのぼったものです。

カルシウムやヨウ素などのミネラルやビタミンを豊富に含み、食物繊維も多く、しかも低カロリーであることから、美容やダイエット効果にも優れているとしてたびたび話題を集めてきました。

さらにモスクには9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれていることが明らかになっています。

アミノ酸はからだの中の細胞や酵素などの主成分であるタンパク質を構成するもので、すべてのタンパク質は、わずか20種類のアミノ酸の組み合わせでつくられています。

このうち体内でつくりだすことができないアミノ酸を必須アミノ酸といい、食物から摂取しなければなりません。

近年、アミノ酸配合のサプリメントが市場に多く出回るようになりましたが、それだけ現代人には不足している栄養素ということができるでしょう。

逆に、これらの食材を食べなくなった第2次世界大戦後は、急激に「食の欧米化」が進み、これに伴って病の欧米化が一般化してきたことが1つの理由となっています。

ガンをはじめ、心臓・血管障害、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の増加です。

ここにきて、海藻が見直されてきています。

「病の欧米化」に対する予防法とでも呼べるでしょうか。

アメリカやヨーロッパで海藻に対しての科学的な研究が次々と発表され、話題を集めるようになりました。

モズクやメカブ、コンブの表面には海藻独特のヌルヌルがあります。

このヌルヌルの成分はなんでしょうか。

化学的には硫酸化多糖類に属し、食物繊維の一種である「フコイダン」です。

「フコイダン」は海藻の種類によって異なりますが、モズクには特に硫酸化フコースという成分が多く含まれています。そして、このモズクのヌルヌルが健康によいということがわかってきたのです。

海藻のヌメリ成分スゴいパワーの決め手

海藻はふつう褐藻類、紅藻類、緑藻類、藍藻類というように色によって分類されています。

褐藻類はモズクやコンブ、ワカメ、ヒジキ、紅藻類はテングサ、アマノリ、緑藻はアオノリ、アオサ、藍藻類はクダモ、ヒゲモなどです。

植物は光合成によって成長していきますが、海の中にすむ海藻も光合成を行っています。

岩や岸壁などにつく藍藻類、比較的浅い海に見られる緑藻類は光が十分に届く場所に生育し、弱い光でも光合成が行える褐藻類や紅藻類は海の浅いところや深いところで生育しているのです。

海藻、特に褐藻類に含まれる「フコイダン」はどのような働きがあるのでしょうか。

「フコイダン」は海藻の葉にある粘膜管から分泌されます。

葉や茎が潮の流れや砂などで傷んだときに、そこから細菌が侵入しないように防御してくれているのです。

さらに引き潮のときに海藻は大気にさらされて乾きますが、フコイダンはこの乾燥も防いでくれます。

まさにヌルヌルは「天然の潤い成分」といってもよいでしょう。

このため深い海域で成長する褐藻類よりも浅い海域で繁殖する褐藻類のほうがフコイダンの含有量が多いのが特徴です。

コンブよりもモズクのほうがヌメリ成分が多く、海藻のなかでもフコイダンがいちばん多いのがモズクです。

モズクは、ほかの藻(ホンダワラなどの褐藻類)に付着して生育することから、「藻付く」と呼ばれるようになったといわれています。

ナガマツモ科の海藻で、わが国では東北地方から沖縄までの日本海・太平洋岸の静かな湾内などに生息しています。

イトモズク(ホソモズク)とオキナワモズク(フトモズク)の2種類が食用とされますが、沖縄で好まれているオキナワモズクのほうが栄養価が高く、食感などもよいことから、現在ではほとんどがオキナワモズクになっています。

国内で消費されるモスクの90%以上がオキナワモズクです。

ただし、オキナワモズクという名前がついていますが、これは沖縄だけでとれるものではなく、温暖な海に生育するモスクの種類を衣しています。

現在ではノリと同じように養殖技術が発達し、オキナワモズクも養殖でつくられ、その大半は沖縄で養殖されているのです。

また南太平洋諸島のトンガ王国などでも、最近は盛んに養殖されるようになってきました。

こちらはむしろオキナワモズクに比べても、たいへん良質なものとなっています。

モズクにはフコイダン成分が非常に多く含まれる

モスクにはどれくらいのフコイダンが含まれているのでしょうか。

琉球大学の研究によれば、モスク(オキナワモズク)のフコイダンの化学組成は、全糖が67.2%、ウロン酸13.5%、灰分23.0%、硫酸11.9%、水分3.2%であることがわかりました。

構成糖の大部分はL-フコースで、ほかにD-キシロースがわずかに含まれているだけです。

多糖類のなかでも90%以上がフコイダンで、純度の高いフコイダンだったのです。

さら
にマイナスの電荷をもつ硫酸基が多く結合しているため、ほかの食物繊維にない優れた薬効があります。

この組成がフコイダンを精製しようとしたときに理想的なことも確かめられています。

仮にコンブからフコイダンを精製しようとすると、ヌメリ成分の1つアルギン酸などが混入して精製するには時間と手間がかかりすぎてしまいます。

モスクにはゴングに比べてフコイダンの含有量が5~8倍あり、フコイダンを能率よく効果的に精製するにはモズクがいちばん適していることがわかり、フコイダンを安定して供給することが可能となったのです。

さらにモズクのなかでも、オキナワモズクに比べてトンガ王国産モスクにはその5~6倍量のフコイダン成分が含有されていることが確認されています。

これはモズクのなかではいちばん多いフコイダン含有量といえるものです。

「分子フコイダン」として液体飲料タイプの原材料には、8割がたこのトンガ王国産モスクが使川されています。

よって他に類しない、非常に多くのフコイダンが含まれていることになるわけです。

生のモスク(オキナワモズク)1kgから抽出できるフコイダンは1gといわれています。

健康のために、また病気の予防や治療を目的に十分なフコイダンを摂取しようとすると、スーパーなどで売っているモスク20パック分(1パック90g)以上も食べなければならない計算です。

毎日毎日20パックも食べ続けるのは、実際には無理です。

飽きてしまうばかりか、栄養バランスが偏り、塩分の過剰摂取も心配です。

その上、生のモスクをいくら食べても、肝心要のフコイダンは私たち人間の体内では消化吸収されずに体外へと排出されてしまうのです。

さらに自然のモスクに含まれるフコイダンは成分量も一定しない欠点があります。

このため、天然のものを確実に摂取するには科学的な方法でかつ安全に抽出された健康食品などの「フコイダン」が理想的といえるのです。

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