メグスリノキ茶
メグスリノキ(カエデ科カエデ属)
メグスリノキ茶の期待できる効能
眼精疲労改善
ただれ目改善
ものもらい改善
老人性白内障予防
かすみ眼改善
眼の痛み緩和

By: skyseeker

By: Suguru Yamamoto
眼病全般に効く「飲む目薬」、腎機能を高める働きも
メグスリノキは、和名を「目薬木」といい、「千里眼の木」という別名を持つ植物です。
木の煎じ汁が眼病全般に効くことから、この名がつけられたといわれています。
安土桃山時代から江戸時代までは人気のある民間薬でしたが、西洋医学の広がりとともに、数十年前までは一部でしか使われないようになっていました。
ところが最近になって、メグスリノキに眼病に効く有効成分が含まれていることが話題になり、テレビや雑誌で紹介されるまでに至りました。
注目を集めている有効成分は、タンニンの一種であるロドデンドールとフェノール配糖体のエピロードデンドリンで、これらには肝機能を高める作用があります。
「目は肝の窓」というように、肝臓の機能が高まると解毒が進み、新陳代謝が活発化して目にもいい影響を及ぼします。
具体的には白内障による視力低下やかすみ目、緑内障といった病気の改善に効果的ですが、トラコーマやウイルス性結膜炎には効果がないので注意してください。
もちろん、肝臓が弱っている人やお酒を飲む機会が多い人にもおすすめです。
ロドデンドールは苦みの強い成分であるため、メグスリノキ茶を飲みにくく感じる人もいるでしょう。
しかし飲みやすくするために砂糖などを入れたり、ほかの健康茶をブレンドしたりすると効能が薄れてしまいます。
できれば、そのままのものを温かくして飲んだ方がいいでしょう。
メグスリノキには強い利尿作用があります。
夜寝る前などに飲むと、夜中に何度もトイレに行くことになる可能性があるので、飲む時間を考慮しましょう。